1. HOME >
  2. 更新情報

更新情報

月別
2019年11月 2019年10月 2019年9月
年別
2019
カテゴリ
更新情報

うなぎの養殖♪

2019.10.27
更新情報 

今回はうなぎの養殖についてお話をします。

 

知っている方も多いと思いますが、うなぎは孵化からの完全養殖はまだ確立されていません。

うなぎの稚魚を採捕し、それを池に入れて大きくしていきます。

育ちの早いうなぎで約6ケ月で大きくなります。でも、稚魚から大きくしていくと個々の成長の差が出てくるので、何回か大きさ別にうなぎを分けながら育てていきます。

 

うなぎの養殖方法にも大きく分けて2通りのやり方があります。

 

1つは単年飼育。

 

これは、稚魚を池に入れてから1年以内にうなぎをすべて大きくし問屋さんに出荷するやり方です。

 

こちらはうなぎが大きくなり次の年の稚魚が入ってくるまでに池が空く期間があるので、この時に池の修繕をし次のうなぎにできるだけストレスを与えない、というメリットがあります。

あとはその間に旅行に行ったり、自由な時間がとれることもありますね。

 

その代わり、最後の出荷期間をおおよそ決めている為、稚魚を池に入れる期間も決まっており、稚魚の価格が仮に高い場合、損を承知で池に入れるかその年は養殖をあきらめるか、大きなディメリットもあります。

 

そしてもう一つは周年飼育と言われる飼育方法です。

 

こちらは年中ずっと飼育をしている方法で、池が空く時がありません。

稚魚は池の状況を見ながら入れていくので、池に入れる期間は単年飼育ほど決まっていません。

ですから、稚魚の価格の動向を見ながら単年飼育より安価で稚魚を仕入れることができます。

 

その代わり、年中飼育をしているのでまとまった自由な時間がとれずらく、旅行なんかは行けないですね。

生きているものを飼育している宿命かもしれません。

 

この下の画像は、私の従兄が経営している養殖場です。

 

浜松市の白洲町にある「天保」という養殖場と白焼の販売、食堂をやっているところです。

こちらでは、うなぎの養殖にはハウス養殖と露地と言われるハウスが無い昔ながらの養殖方法を使用しています。 ハウスは短い期間でうなぎを大きくすることができますが、露地はハウスが無いため、温かい期間だけこの池にうなぎを入れよりストレスを与えることなく育てることができるメリットがあります。 実際にこの池にうなぎを入れその後のうなぎの大きさを見ると丈が長くなっています。 ハウスでは丈が長くなるというより全体が大きくなりますが、露地では、全体的にも大きくなり、丈がハウスより長くなるのが特徴です。

そして、こちらはうなぎにエサをやっている風景です。 エサを入れると一気に食べにきます。 うなぎが滋養強壮にいいと言われていますがこの風景からも想像できます。

こちらはうなぎをエサを練ってつくっているところです。 うなぎのエサは養殖場ごとにこだわりがあり、ハーブを入れてうなぎの臭いを消したり、炭を入れたり他にも企業秘密がいっぱいあります。 写真は従兄の息子です。 事業承継も順調に進み、浜松のうなぎ文化を継承する大事な担い手です。 私たちは、活きているうなぎを仕入、加工し商品を提供させていただいていますが、商品のこだわりだけでなく、こうした養殖に携わる養殖業者さんの思いを伝えることも大事だと思っています。 「良質なうなぎをつくりたい!」 そういう思いや気持ちを養殖業者さんから聞いていると、私たちがお客様にその気持ちを伝え、それを後世に伝えていくことも養殖発祥の地である浜松でうなぎに携わるものとしての使命ではないかなと思っています。 今まで以上に正面から向き合い、商品やサービスを提供していきたいと思います。