うなぎの井口

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うなぎの井口

うなぎをもっと楽しむコラム

皆さんご存知ですか?土用の丑の日は夏だけじゃないって。土用丑の日(どよううしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日のことです。「土用」は、五行思想に基づく季節の変わり目を意味する雑節で、立春・立夏・立秋・立冬という四季の四立の直前の約18日間を指します。この期間中の丑の日、つまり土用の丑の日は、年に平均6.09日あるんです。今回は今のシーズンに合わせて冬の土用の丑の日とうなぎについてご紹介します。

冬にも土用の丑の日が

冒頭で述べたように、土用の丑の日は年に約6日あります。ですから春夏秋冬の4シーズンに各1回+αの土用の丑の日があります。中でも冬の土用の丑の日を長野県岡谷市では、『寒の土用丑の日』として商標登録をしてうなぎの普及に尽力しています。

2022年の冬の土用は1月17日~2月3日までの18日間で、その中で丑の日は1月24日です。

冬の国産うなぎの特徴

冬は外気温と水温が低いため、うなぎが夏に比べて動かず餌もあまり食べません。そのため、養殖のビニルハウスではハウス内の温度を上げることで、うなぎが通常の環境下と同じように元気に動けるようにしています。

一般にうなぎの稚魚を養殖池に入れ、生育期間が短ければ短いほど、うなぎの身も皮も柔らかくなります。通常うなぎの稚魚は12月~翌年の3月くらいまでに養殖池に入れます。そのため、冬のうなぎは1年以上養殖池で育つため、夏のうなぎにくらべ生育期間が長く身も皮も骨もしっかりとしたうなぎに育ちます。

また、夏のうなぎに比べ、うなぎに含まれる水分量が少ないです。そのため、冬のうなぎを食べた時の食感は、夏のうなぎに比べ、うなぎ本来のしっかりとした風味を感じることができます。そのため、うなぎ通の人は国産うなぎは夏よりも冬が旬だと言ったりもします。

冬のうなぎは白焼で楽しめ

冬は、うなぎが餌を食べる量が少なくなるため、成長の度合いが鈍くなり、生育が遅くなります。そのため、冬の期間は大きくなるのに時間がかかり、12月や1月は国産うなぎの数が減ります。

ですから、この時期の国産うなぎは貴重だとも言えます。そんな冬のうなぎを愉しむなら白焼がおすすめです。前述の通り冬のうなぎはうなぎ本来の風味が強いため、うなぎの味をしっかりと味わうことができます

うなぎの井口のある静岡県浜松市にはうなぎを白焼で食べる文化があります。当店の白焼は、独自の手焼き製法で焼き上げます。『2段階遠赤外線ふっくら焼き』は、まず強火でうなぎの芯まで火入れし、うなぎの臭みをとります。その後、火力の弱い焼き台に移し、うなぎの風味を引き出せるようにゆっくりと表面をこんがりきつね色に焼き上げます。

そうすることでうなぎ本来の持つ素材の味が引き出され、蒲焼に調理した際にもうなぎ本来の味を味わうことができます。真空パックは殺菌時に蒸しながら殺菌処理をするため、よりやわらかくなったふんわり真空が特徴です。当店でうなぎ本来の味を楽しむなら焼きたて本格白焼セットが一番のおすすめです。

この記事は私が書きました

井口 恵丞(いぐち けいすけ)

有限会社うなぎの井口 代表取締役

昭和63年創業、うなぎの白焼のみを販売する「井口うなぎ白焼直売」の2代目として平成8年に後を継ぐ。
以降、法人化、蒲焼やうなぎ関連商品の開発と販売、ビジネスコンテストや店舗の改善で受賞。国際的な味覚の審査機関、「国際味覚審査機構」でうなぎで初めて「優秀味覚賞」を受賞。
毎日うなぎをさばき、うなぎの良し悪しを確認することがを日課としています。

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